熨斗梅(読み)ノシウメ

デジタル大辞泉 「熨斗梅」の意味・読み・例文・類語

のし‐うめ【熨斗梅/×熨梅】

菓子の一。熟した梅の実をすりつぶし、寒天・砂糖を加えてゼリー状に固め、竹の皮に挟んだもの。山形水戸などの名産

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熨斗梅」の意味・読み・例文・類語

のし‐うめ【熨斗梅】

  1. 〘 名詞 〙 菓子の一種。熟した梅の実を一夜桶に密封しておいた後、すりつぶして布で搾り、火にかけて砂糖・葛粉をまぜ合わせ、油をひいた箱に入れて乾燥させたもの。現在では、寒天液に梅液と砂糖を加えて練り、流し固めたものをいう。水戸・山形などの名産。
    1. [初出の実例]「熨斗梅や箸の下枝の帰花〈粗土〉」(出典:俳諧・富士石(1679)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android