熨斗梅(読み)ノシウメ

デジタル大辞泉 「熨斗梅」の意味・読み・例文・類語

のし‐うめ【熨斗梅/×熨梅】

菓子の一。熟した梅の実をすりつぶし、寒天・砂糖を加えてゼリー状に固め、竹の皮に挟んだもの。山形水戸などの名産

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精選版 日本国語大辞典 「熨斗梅」の意味・読み・例文・類語

のし‐うめ【熨斗梅】

  1. 〘 名詞 〙 菓子の一種。熟した梅の実を一夜桶に密封しておいた後、すりつぶして布で搾り、火にかけて砂糖・葛粉をまぜ合わせ、油をひいた箱に入れて乾燥させたもの。現在では、寒天液に梅液と砂糖を加えて練り、流し固めたものをいう。水戸・山形などの名産。
    1. [初出の実例]「熨斗梅や箸の下枝の帰花〈粗土〉」(出典:俳諧・富士石(1679)四)

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