化学辞典 第2版 「熱可塑化木材」の解説
熱可塑化木材
ネツカソカモクザイ
thermoplasticized wood
木材の主成分であるセルロース,ヘミセルロース,リグニン中のヒドロキシ基に,多様な置換基をエーテル化あるいはエステル化で導入することによって,木材を熱流動性の材料に変換することができる.このような木材を熱可塑化木材といい,種々の成形品を熱圧成形してつくることができる.また,適当な合成高分子とのブレンドによって,成形物の物性を改善することが可能である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報