日本歴史地名大系 「熱塩郷」の解説 熱塩郷あつしおごう 山形県:寒河江市宮内村熱塩郷現宮内(みやうち)から現西村山郡西川(にしかわ)町熊野(ゆうの)にかけての一帯に比定される中世の郷。温塩とも書く(「天文本大江系図」清水幸治郎氏蔵)。応仁二年(一四六八)七月二日の賢良渡置状(国分文書)によると、国分河内守は白岩(しらいわ)城主大江満教(賢良)から「北寒河江あつしほの郷」内の年貢五貫文の滝(たき)在家と二貫五〇〇文の在家一宇を与えられている。永徳二年(一三八二)の僧都覚有一跡配分目録(熊野那智大社文書)に、禅林坊分として他の地名とともに「出羽国アツシヲノ法阿ミた仏引旦那」が記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報