熾火(読み)おきび

精選版 日本国語大辞典 「熾火」の意味・読み・例文・類語

おき‐び【熾火・燠火】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おきひ」とも )
  2. おこしび(熾火)
    1. [初出の実例]「手の於(うへ)(オキビ)を置き、香を焼きて行道し〈真福寺本訓釈 於支比〉」(出典日本霊異記(810‐824)下)
  3. 薪の、燃えつきて赤くなったもの。おき。

おこし‐び【熾火】

  1. 〘 名詞 〙 おこし炭火火勢の盛んな炭火。おきび。おき。
    1. [初出の実例]「直(ただ)墨坂を指して、菟田川の水を取り、以て其の炭火(オコシビ)に灌(そそ)く」(出典:日本書紀(720)神武即位前(北野本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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