熾炭(読み)おこしずみ

精選版 日本国語大辞典 「熾炭」の意味・読み・例文・類語

おこし‐ずみ【熾炭】

〘名〙
① おこした炭。燃えている炭。おこしび。
書紀(720)神武即位前(熱田本訓)「又女坂(めさか)女軍(めのいくさ)を置き、男坂(をさか)男軍(をのいくさ)を置く。墨坂に焃炭(オコシズミ)を置けり」
② 火がつきやすくて、堅炭をおこすのに用いる炭。
高野山文書‐応永一八年(1411)九月二〇日・天野社造営料足結解状「一柒拾文 ヲコシスミ一荷代」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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