熾炭(読み)おこしずみ

精選版 日本国語大辞典 「熾炭」の意味・読み・例文・類語

おこし‐ずみ【熾炭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おこした炭。燃えている炭。おこしび。
    1. [初出の実例]「又女坂(めさか)女軍(めのいくさ)を置き、男坂(をさか)男軍(をのいくさ)を置く。墨坂に焃炭(オコシズミ)を置けり」(出典日本書紀(720)神武即位前(熱田本訓))
  3. 火がつきやすくて、堅炭をおこすのに用いる炭。
    1. [初出の実例]「一柒拾文 ヲコシスミ一荷代」(出典:高野山文書‐応永一八年(1411)九月二〇日・天野社造営料足結解状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android