燃灯(読み)ネントウ

デジタル大辞泉 「燃灯」の意味・読み・例文・類語

ねん‐とう【燃灯/然灯】

法会のとき、供養のため灯をともすこと。また、その灯。
燃灯仏」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「燃灯」の意味・読み・例文・類語

ねん‐とう【燃灯・然灯】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 灯燭をともすこと。また、その灯。法会に際してはたくさんの灯を燃やして仏を供養する。
    1. [初出の実例]「丁亥に勅して百官の人等を川原寺に遣して燃燈(ネントウ)供養(くやう)す」(出典日本書紀(720)朱鳥元年六月(北野本南北朝期訓))
  2. [ 2 ]ねんとうぶつ(燃灯仏)」の略。
    1. [初出の実例]「又金剛経に釈迦大師、昔、菩提心を発(おこ)菩薩の行を行じて、燃燈(ネントウ)の記をうけ給し事を説として」(出典:米沢本沙石集(1283)三)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐二五〕

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