出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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… サンスクリット名は〈ニヤグローダnyagrodha〉といい,〈尼拘律樹(にくりつじゆ)〉と音写されるが,これは〈下に向かい生長する〉を意味し,気根の特徴をとらえている。また広大にひろがる姿は〈あまねくいっさいを覆う〉菩薩の菩提心のたとえに用いられ,一方では〈形も定まらず,始まりも終りもない〉輪廻の象徴ともされる。さらに,目に見えない微細な本質から現象としての大樹が生ずることを教えるため,バニヤンの実を割り,さらに種子を割らせ,そこに何もなくなることを示したという《チャーンドーギャ・ウパニシャッド》の記事は,イチジク属の種子が極小な事実によっている。…
※「菩提心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...