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菩提心 ぼだいしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菩提心
ぼだいしん

菩提はサンスクリット語bodhi音写で,悟りの意味。心は一般に citta訳語であり,精神活動の場である。したがって厳密には菩提心は「悟りに向う精神の場」を意味する。一般的な経典では道心ともいわれ,仏陀の境地を求めて仏道を行じようとする心のことで,だれでも生来もっていて,しかも最も尊い宗教心のことである。その心を起すことを発菩提心 (ほつぼだいしん) という。

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デジタル大辞泉の解説

ぼだい‐しん【×提心】

仏語。悟りを求めようとする心。大乗では利他を強調し、悟りを求めるとともに世の人を救おうとする心をいう。

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百科事典マイペディアの解説

菩提心【ぼだいしん】

阿耨多羅三藐三菩提心(あのくたらさんみゃくさんぼだいしん)の略。発心(ほっしん),発菩提心とも。無上の悟りを求めて,仏道修行に志す基本となる心をいう。菩薩では四弘誓(ぐぜい)願がこれにあたる。

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大辞林 第三版の解説

ぼだいしん【菩提心】

最高の悟りである仏としての悟りを願いもとめる心。大乗仏教の実践の基盤となる心。菩薩の仏道に進む心。阿耨多羅三藐三あのくたらさんみやくさん菩提心。無上正真道意。

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世界大百科事典内の菩提心の言及

【バニヤン】より

… サンスクリット名は〈ニヤグローダnyagrodha〉といい,〈尼拘律樹(にくりつじゆ)〉と音写されるが,これは〈下に向かい生長する〉を意味し,気根の特徴をとらえている。また広大にひろがる姿は〈あまねくいっさいを覆う〉菩薩の菩提心のたとえに用いられ,一方では〈形も定まらず,始まりも終りもない〉輪廻の象徴ともされる。さらに,目に見えない微細な本質から現象としての大樹が生ずることを教えるため,バニヤンの実を割り,さらに種子を割らせ,そこに何もなくなることを示したという《チャーンドーギャ・ウパニシャッド》の記事は,イチジク属の種子が極小な事実によっている。…

※「菩提心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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