法則の辞典 「燃焼方程式」の解説
燃焼方程式【burn-up equation】
時刻 t においての原子炉の熱出力で規格化されたエネルギー E の中性子束が ψ(r,t,E)で表されるような点における同位体 i の原子数密度 Ni(r,t)は次式で表現できる.
また,核分裂によって生成される核分裂片の原子数密度 NFP(r,t)の増加は次の式で表現できる.
この二つの式を合わせて燃焼方程式という.ここで使われている記号の意味は次の通りである.σa:吸収断面積,σc:捕獲断面積,σf:核分裂断面積,λ:壊変定数,λj:同位体 i から同位体 j への壊変定数である.