燐酸質団塊(読み)りんさんしつだんかい(英語表記)phosphatic nodule

岩石学辞典 「燐酸質団塊」の解説

燐酸質団塊

有機燐酸カルシウムの団塊で,しばしば続成作用の間に有機燐酸の移動によって化石周囲に形成される.団塊は土状の組織で,外側が光っており,灰色,褐色または黒色をしている.燐酸質団塊は様々な海の堆積物として産し,現在でも海底に形成されている[Hatch, et al. : 1938].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android