燻り掛かる(読み)くゆりかかる

精選版 日本国語大辞典 「燻り掛かる」の意味・読み・例文・類語

くゆり‐かか・る【燻掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 煙や匂いなどが、ゆっくりと近づいておおいかかる。
    1. [初出の実例]「いみじく匂ひ満ちて、顔にもくゆりかかる心地するに、思ひよりぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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