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匂い におい smell; odor

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

匂い
におい
smell; odor

有臭物質の分子が鼻腔上部にある嗅受容器を刺激することによって生じる感覚体験をさす。嗅覚ともいう。非常に鋭敏で,10-6~10-8g/l の微量でも感知できる。匂いの性質はきわめて多様で,C.リンネ以来いくつかの分類の試みがあるが,H.ヘニングは 1924年に (1) 薬味性,(2) 花香性,(3) 果実性,(4) 樹脂性,(5) 腐敗性,(6) 焦臭性の6種を基本臭とし,経験されるすべての匂いは,この6種の基本臭を頂点とするプリズムの表面上に位置づけられるとして,三角柱状の匂いのプリズムを作成した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

におい〔にほひ〕【匂い】

そのものから漂ってきて、嗅覚を刺激するもの。「香水の匂い」「サンマを焼く匂い」→臭(にお)い1
いかにもそれらしい感じ・趣。「都会の匂い」「生活の匂い」→臭(にお)い2
芸能や文芸で、表現の内にどことなくただよう情趣・気分・余情。
日本刀の刃と地肌との境に現れた、白くかすんだように見える部分。→沸(にえ)
染め色、襲(かさね)の色目や鎧(よろい)の威(おどし)の配色で、濃い色からしだいに薄くなっていくもの。ぼかし
匂い威(おどし)」の略。
視覚を通して見られる、鮮やかに美しい色合い。特に、赤色についていう。
「もみち葉の―は繁し然れども妻梨の木を手折りかざさむ」〈・二一八八〉
人の内部から立ち現れる、豊かで生き生きした美しさ。
「―多く見えて、さるかたにいとをかしき人ざまなり」〈・空蝉〉
はなやかで、見栄えのすること。威光。栄華。
「官(つかさ)、位、世の中の―も、何ともおぼえずなむ」〈・椎本〉
10 声が豊かで、つやのあること。
「答へたる声も、いみじう―あり」〈とりかへばや・一〉
[補説]12について、ふつう、好ましいものは「匂い」、好ましくないものは「臭い」と書く。
[用法]におい・かおり――「バラの甘いにおい(香り)が漂う」のように、鼻に感じるここちよい刺激については相通じて用いられる。◇「におい」は良い・悪い・好ましい・不快など、鼻で感じるものすべてについていう。「いいにおい」「アンモニアのにおい」「魚の腐ったようなにおい」◇また、そのもののうちに漂う雰囲気についてもいう。「生活のにおいの漂う文章」◇「香り」は鼻に好ましく感じられるものに限って使われる。「馥郁(ふくいく)たる香り」「香(こう)の香り(薫り)を楽しむ」。また、そのものからおのずから出てくる感じについてもいう。「芸術の香りに満ちた町」

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栄養・生化学辞典の解説

匂い

 嗅覚を刺激する物質のうち,特に好ましくないものをいう場合が多い.

出典|朝倉書店
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