爪の垢を煎じて飲む(読み)ツメノアカヲセンジテノム

デジタル大辞泉 「爪の垢を煎じて飲む」の意味・読み・例文・類語

つめあかせんじて・む

格段にすぐれた人の爪の垢を薬として飲んでその人にあやかるように心がける。「名人の―・めば少しは腕が上がるだろうに」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「爪の垢を煎じて飲む」の意味・読み・例文・類語

つめ【爪】 の 垢(あか)を煎(せん)じて飲(の)

  1. すぐれた人の爪の垢をもらって、その人にあやかるの意。
    1. [初出の実例]「まことに御立派な態度で、その点うちの奴などにはあなたの爪の垢でも煎じて飲ませたいと」(出典:彼方へ(1973)〈丸谷才一〉一九六〇年十月二十一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「爪の垢を煎じて飲む」の解説

爪の垢を煎じて飲む

すぐれた人の爪の垢を煎じて飲む。すぐれた人にあやかろうとするたとえ。

[使用例] 八年探して、根の尽きる武士に、幸太郎兄弟の爪の垢でも、煎じて飲ませたい[菊池寛*仇討三態|1921]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android