爪形(読み)ツメガタ

デジタル大辞泉 「爪形」の意味・読み・例文・類語

つめ‐がた【爪形】

爪の形。つまがた。
爪でつけた跡。つまがた。
爪印つめいん」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「爪形」の意味・読み・例文・類語

つめ‐がた【爪形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 爪でつけたあと。また、爪印(つまじるし)としてつけたあと。つまがた。
    1. [初出の実例]「先伊の字石蔵山を引かすみ〈西鶴〉 つめかた付て行ほととぎす〈本秌〉」(出典:俳諧・大坂檀林桜千句(1678)第八)
  3. 爪のかたち。つまがた。
  4. つめいん(爪印)
    1. [初出の実例]「我さきにと印判書判或は爪形(ツメガタ)筆の軸、ゆびさきより血を出し徒党かたまる決定心」(出典浄瑠璃・傾城島原蛙合戦(1719)二)

つま‐がた【爪形】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つまかた」とも ) 爪の形。爪のあと。つめがた。
    1. [初出の実例]「雲分といふあがり馬をのられけるに、中門の廓の中に、つまかたを付けて、車寄の戸の外へ飛出たりけり」(出典:古今著聞集(1254)一〇)

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