片削(読み)かたそぎ

精選版 日本国語大辞典 「片削」の意味・読み・例文・類語

かた‐そぎ【片削】

〘名〙
片方をそぎ落とすこと。また、そのもの。
※新後撰(1303)秋下・三八一「かたそぎの月を昔の色とみて猶しもはらふ松の秋風津守経国〉」
神殿屋根千木(ちぎ)の片方の端を削り落としたもの。
散木奇歌集(1128頃)神祇住吉ちぎのかたそぎゆきもあはで霜をきまよふ冬はきにけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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