片取る(読み)かたどる

精選版 日本国語大辞典 「片取る」の意味・読み・例文・類語

かた‐ど・る【片取】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 一つ方面に心が向く。
    1. [初出の実例]「学問にかたどれるをば、老いたる若き分かず召し集むれば」(出典:栄花物語(1028‐92頃)うたがひ)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 あるものに寄せて位置させる。
    1. [初出の実例]「家財はこの土蔵を片どりて、みな川端へ出しにけり」(出典:随筆・兎園小説余録(1829‐32)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android