デジタル大辞泉 「片名字」の意味・読み・例文・類語 かた‐みょうじ〔‐ミヤウジ〕【片名字】 江戸時代、文書に名字や官職名を略して記すこと。「高木伊勢守」を「高伊勢」「高伊」とする類。あて名に用いて、相手に対する敬意を表した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「片名字」の意味・読み・例文・類語 かた‐みょうじ‥ミャウジ【片名字・片苗メウ字】 〘 名詞 〙 江戸時代、名字または官職名を略して呼んだり、書状などにこれを記したりすること。また、その名字。たとえば、「高木伊勢守」を「高伊勢」「高伊」とする類。書状の宛名にこれを用いるのは先方を尊敬し、自分の名字にこれを記すのは自分の方を尊いとする意になった。〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例