片笄(読み)かたこうがい

精選版 日本国語大辞典 「片笄」の意味・読み・例文・類語

かた‐こうがい‥かうがい【片笄】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、京坂に行なわれた婦人の髪の結い方の一種頭上輪形を、左下から中央にまっすぐに作ったもの。
    1. [初出の実例]「けはひ化粧紅鉄漿より髪形ぞと艷附けて、かた笄(カウガイ)よ吹上よと」(出典浄瑠璃・苅萱桑門筑紫𨏍(1735)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む