片肴町(読み)かたさかなまち

日本歴史地名大系 「片肴町」の解説

片肴町
かたさかなまち

[現在地名]酒田市本町ほんちよう一丁目

本町東端から南北に延びる町で、北は堀端ほりのはた、南は町奉行所。肴町とも称した。町名は、東がかめさき城下東禅寺とうぜんじ分のうちで、かつては三の丸の塁濠に接し、西にのみ町方の魚渡世の者が住んだことによる。明暦二年(一六五六)の酒田町絵図(大泉叢誌)に片肴町とみえ、町の長さ九〇間・屋敷二六軒。天和三年(一六八三)の酒田町割家数人数書上(鶏肋編)によると町域は一町半、家数四二・人数二五五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android