片袴(読み)カタバカマ

デジタル大辞泉 「片袴」の意味・読み・例文・類語

かた‐ばかま【片×袴】

両脚に分かれる袴の片方の脚。
山伏などが用いる短い袴。旅行用の下にはく短い袴とも。

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精選版 日本国語大辞典 「片袴」の意味・読み・例文・類語

かた‐ばかま【片袴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 袴の、足を踏み入れる片方。
    1. [初出の実例]「まづかたばかまをよきほどにひきいだして」(出典:満佐須計装束抄(1184)一)
  3. 僧、山伏などのはく短い袴。また、旅行の際、普通の袴の下にはく短い袴ともいう。
    1. [初出の実例]「忽に水干袴を令調(ととのへしむ)るに、此の幼き娘有て、此の童の修行に出づる料也。功徳の為也と云て、此の片袴を継てけり」(出典今昔物語集(1120頃か)一一)

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