片魚村(読み)かたうおむら

日本歴史地名大系 「片魚村」の解説

片魚村
かたうおむら

[現在地名]中村市片魚

住次郎じゆうじろう村の東にあり、うしろ川に北から流れ込む片魚川流域の村。上山かみやま上分かみぶん一村。「土佐州郡志」は「戸凡三十五、四手川流経此村、会三股川」と記す。中谷なかたに山腹からは縄文式土器片が出土した。

村名は慶長二年(一五九七)上山郷地検帳にみえ、検地面積九町八反余、屋敷数二六うち居屋敷一八。屋敷のうちには地蔵寺が含まれる。すべて熊法師の給地。江戸時代は元禄郷帳によると本田高九八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android