日本歴史地名大系 「片魚村」の解説 片魚村かたうおむら 高知県:中村市片魚村[現在地名]中村市片魚住次郎(じゆうじろう)村の東にあり、後(うしろ)川に北から流れ込む片魚川流域の村。上山(かみやま)郷上分(かみぶん)の一村。「土佐州郡志」は「戸凡三十五、四手川流経此村、会三股川」と記す。中谷(なかたに)の山腹からは縄文式土器片が出土した。村名は慶長二年(一五九七)の上山郷地検帳にみえ、検地面積九町八反余、屋敷数二六うち居屋敷一八。屋敷のうちには地蔵寺が含まれる。すべて熊法師の給地。江戸時代は元禄郷帳によると本田高九八石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by