牛を桃林の野に放つ(読み)うしをとうりんのやにはなつ

故事成語を知る辞典 「牛を桃林の野に放つ」の解説

牛を桃林の野に放つ

戦争が終わり、戦備を解くことのたとえ。平和が訪れることのたとえ。

[由来] 「書経―武成」に載っているエピソードから。紀元前一一世紀ごろ、暴政を行ったいん王朝を倒して、しゅう王朝が創建されたときのこと。周のおうは、軍馬ざんせん西せい省内の山)の南に帰し、「牛を桃林の野に放つ(戦争で用いた牛は、桃林(陝西省河南省にまたがる地名)の平野で自由にして)」、もう戦争はしないことを世の中に示したとのことです。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む