牛を桃林の野に放つ(読み)うしをとうりんのやにはなつ

故事成語を知る辞典 「牛を桃林の野に放つ」の解説

牛を桃林の野に放つ

戦争が終わり、戦備を解くことのたとえ。平和が訪れることのたとえ。

[由来] 「書経―武成」に載っているエピソードから。紀元前一一世紀ごろ、暴政を行ったいん王朝を倒して、しゅう王朝が創建されたときのこと。周のおうは、軍馬ざんせん西せい省内の山)の南に帰し、「牛を桃林の野に放つ(戦争で用いた牛は、桃林(陝西省河南省にまたがる地名)の平野で自由にして)」、もう戦争はしないことを世の中に示したとのことです。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む