牛伏川
うしぶせがわ
鉢伏山(一九二九メートル)の山頂「みたらしの池」の水を最奥の水源とし、現在の牛伏寺の南、垣内山の間に深い谷をつくって流れ出す。急流の荒川で年々河床を上げている。江戸時代に数十回の水害を生じている。寿地区で塩尻峠から流れ下る田川に合し緩やかな流れとなる。いま一般に「牛伏寺川」とよばれているが、明治まではすべて牛伏川といった。
昔は「牛伏寺」を牛伏寺また「牛伏」とだけいっていた。小さいながら強い浸食力をもっているからである。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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