牛内村(読み)うしうちむら

日本歴史地名大系 「牛内村」の解説

牛内村
うしうちむら

[現在地名]南淡町賀集牛内かしゆううしうち

諭鶴羽ゆづるは山系中部から北西部、牛内川の源流部にある。北は国衙こくが(現三原町)南東長原ながはら村。文明二年(一四七〇)八月一一日の番役差定(護国寺文書)にみえる「牛田村」は牛内村のことと推定され、法花寺ほつけじ村とともに三番に編成されて護国寺警護の番役勤仕を命じられた。寛永四年(一六二七)の蜂須賀氏による牛内村検地帳(南淡町役場蔵)では反別七町三反余・高九一石余。正保国絵図では高七二石余、天保郷帳では高一〇〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android