牛島町(読み)うしじままち

日本歴史地名大系 「牛島町」の解説

牛島町
うしじままち

[現在地名]佐賀市東佐賀町ひがしさがまち

長崎街道を東から西へ構口かまえぐちを通り構口橋を渡ると牛島町である。慶長町の別称もあるのは、町が慶長年間(一五九六―一六一五)の佐賀城の築城とそれに伴う町割によって成立したことを物語っている。嘉永七年(一八五四)の竈帳によれば、東西に走る道路によって南と北に分れ、実竈数は南が三四、北が六五である。職業で多いのは米屋が合わせて八軒ある程度だが、身分構成は町人が四〇竈である。また足軽が二六竈ある。人口は男二二六人、女二〇五人であるが、竈帳が一部紛失した分もあって、竈数・人口ともに多少実数は増加すると考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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