牟田辺村
むたべむら
[現在地名]多久市南多久町下多久 牟田辺
南は桐野山山麓の舌状台地の山間部から、北は牛津川に至る平坦部に広がる集落。正保絵図に村名がみえる。南面の丘陵地帯には弥生時代の遺跡(牟田辺遺跡)や古墳が多く散在している。
「丹邱邑誌」の享保一二年(一七二七)の「邑内郷村書出」には桐野・笹原・大佐古・石原を含めて牟田辺村としている。同書の弘化期(一八四四―四八)の「郷村」には「牟田辺村 富岡・堂園・動目木・五丁田・四丁田」と集落を記している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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