下多久村(読み)しもだくむら

日本歴史地名大系 「下多久村」の解説

下多久村
しもだくむら

[現在地名]多久市南多久町みなみたくまち下多久

現多久市のほぼ東南部、南方から西方にかけておにはな山山系が走る。この山間部に花祭はなまつり村・長尾ながお村があり、東北の平坦部は水田地帯を形成し、この一帯を下多久村と称する。

慶長絵図に「下多久 高二千八百四十五石三斗五升四合四勺」とある。この下多久は現南多久町のほぼ全域を示している。「丹邱邑誌」の「郷村」に「下多久村・長尾村・横山村・多々良村・後野村・牟田辺村・多久原村・桐野村・岸川村・篠原村、以上十村ハ古ハ下多久庄ト云」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android