日本歴史地名大系 「牧浜」の解説 牧浜まきのはま 宮城県:石巻市牧浜[現在地名]石巻市牧浜牡鹿(おしか)半島西岸、小積浜(こづみはま)―狐崎浜(きつねざきはま)間を結ぶ海岸線の中間にあり、西は竹浜(たけのはま)に接し、荻浜(おぎのはま)湾に面する。鎌倉時代前期に源氏の武士が流寓し、この浜の傾斜面の草地を利用したところから村名が起こったと伝える(石巻市史)。正保郷帳に牧之浜と記され、田一八二文・畑一六二文とある。「牡鹿郡万御改書上」によれば、元禄年間(一六八八―一七〇四)には東西一里八町四〇間、南北五町四〇間、田一貫五一文・畑三六三文・海上高二貫五七文、人頭一五人、人数男五二・女四三で、牧浜在家は東西一町四〇間、南北四五間、藩有林が丸砂峯山・中峯山・清水峯山・駒ヶ嶽山・とつむろ山・横嶺山の六ヵ所にあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by