デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「物かはの蔵人」の解説 物かはの蔵人 ものかはのくろうど ?-? 平安時代後期の歌人。上西門院の蔵人。徳大寺実定(さねさだ)が福原から大宮御所に妹藤原多子(たし)を慰問したとき随従。翌朝,別れをおしむ小侍従(こじじゅう)に,実定の命で「物かはと君がいひけん鳥の音(ね)の今朝しもなどか悲しかるらむ」とおくった。これにより物かはの蔵人と称される。本名は藤原経尹。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例