精選版 日本国語大辞典 「物不言」の意味・読み・例文・類語 もの‐いわず‥いはず【物不言】 〘 名詞 〙① 口がきけないこと。また、その人。〔色葉字類抄(1177‐81)〕② ( 形動 ) 何の文句もなくうまくいくこと。黙って承知すること。また、そのさま。[初出の実例]「一分かさっせへ。なんぼとしまでも、ものいわずだ」(出典:咄本・詞葉の花(噺本大系所収)(1797)しち物)③ ( 形動 ) 口数が少ないこと。また、そのさまやその人。[初出の実例]「もの不レ言にして、居て、身重ふしなすぞ」(出典:史記抄(1477)一六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例