物性研究所(読み)ぶっせいけんきゅうじょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「物性研究所」の意味・わかりやすい解説

物性研究所
ぶっせいけんきゅうじょ

日本の物性物理研究欧米水準にまで立直らせることを目的として,1957年に全国共同利用研究所として東京大学に付置された。そのため,磁性・半導体・結晶など,物性物理の総合研究を目指し,客員部門もおかれた。X線分光の研究を行うための付属施設として,軌道放射物性研究施設が設置されている。将来構想として,羅列的でなく重点主義をとり,技術開発的な要素を重視すべく論議が進められている。

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