精選版 日本国語大辞典 「物柔」の意味・読み・例文・類語 もの‐やわらか‥やはらか【物柔】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「もの」は接頭語 )① 何となくやわらかなさま。しなやかなさま。[初出の実例]「物やはらか成手のさはりけるも、はや、恋てふ種と成て」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)三)② 態度・性格・様子などが、何となくおだやかなさま。また、どことなくしとやかなさま。[初出の実例]「りちの調べは、女の、物やはらかに掻き鳴らして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例