特定JAS規格(読み)とくていジャスきかく(その他表記)special Japanese Agricultural Standard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「特定JAS規格」の意味・わかりやすい解説

特定JAS規格
とくていジャスきかく
special Japanese Agricultural Standard

食品の生産や製造方法,使用原材料に何らかの付加価値が認められ,かつ一定の基準を満たしたものに表示できる新しい日本農林規格。 1993年に改正された「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」によって,従来JAS規格に加え新たに登場した規格。 95年に発売された一定の期間熟成させ特有の風味をもたせた「熟成ハム」類が,特定 JASマーク適用の第1号となった。地鶏有機農産物,手延べそうめんなどのほかコメにも適用が検討されている。

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世界大百科事典(旧版)内の特定JAS規格の言及

【JAS】より

…さらに,地域食品認証制度(ミニJAS)による都道府県指定の規格が制定されている。なお1993年の法改正により,農林物資そのものの特色以外に,生産方法に特色があり,これにより価値が高まると認められる農林物資に対してもJAS規格が与えられるようになった(特定JAS規格)。【岡部 守】。…

※「特定JAS規格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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