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特有運動 とくゆううんどうpeculiar motion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

特有運動
とくゆううんどう
peculiar motion

恒星の空間運動から太陽の平均運動を差引いたもの,あるいはその天球上での見かけの運動成分,つまり恒星の固有運動から太陽の運動による平均 (永年) 視差部分を差引いたものを呼ぶこともある。特有運動の分布は統計的に完全に無秩序ではなく,空の方向により系統的な差がある。 J.カプタインは 1904年に,その分布を異なる2つの方向に運動する星流により説明した。一方,07年に K.シュワルツシルトは特有運動の速度ベクトルが楕円体分布をするという速度楕円体説を提唱した。どちらの説がよいかは現在まだ判別できないが,星の運動を論じる場合には速度楕円体説が都合よい。

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