特飲街(読み)トクインガイ

精選版 日本国語大辞典 「特飲街」の意味・読み・例文・類語

とくいん‐がい【特飲街】

  1. 〘 名詞 〙 特殊飲食店の立ちならぶ盛り場
    1. [初出の実例]「つまり五里ぐらい離れた山里や野良へこしらえても、特飲街なら商売に差支えはないことなのである」(出典:第3ブラリひょうたん(1951)〈高田保〉隔離)

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世界大百科事典(旧版)内の特飲街の言及

【売春】より

…なお,〈からゆき〉と呼ばれた東南アジア方面への出稼売春婦の存在と,第2次大戦中に東洋各地の戦場に軍が従軍慰安婦による売春施設を設置したことは,近代史の一面を示す。戦後,占領軍の指示によって公娼制は廃止されたが,日本政府は直ちに特殊飲食店と名称を変えて存続を図り,それらの営業許可区域を赤線または青線で指定した(これを特飲街,赤線地帯などといった。〈赤線・青線〉の項目参照)。…

※「特飲街」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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