犬上是成(読み)いぬかみのこれなり

精選版 日本国語大辞典 「犬上是成」の意味・読み・例文・類語

いぬかみ‐の‐これなり【犬上是成】

  1. 平安前期の雅楽家、舞人。遣唐生として唐に渡る。九世紀初めに日本でつくられた新楽の舞の多くはこの人の手に成る。仁明天皇作曲の「西王楽」「夏引楽」などが舞の代表作。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「犬上是成」の解説

犬上是成 いぬがみの-これなり

?-? 平安時代前期の舞楽師。
9世紀前半の雅楽(うた)寮の舞師(まいのし)。遣唐使に随行して「三台塩」の舞を日本につたえたとされる。仁明(にんみょう)天皇作曲の「西王楽」「夏引楽」,大戸清上作曲の「承燕楽」,和邇部太田麻呂(わにべの-おおたまろ)作曲の「壱金楽」などの舞を創作した。

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