犬神平村(読み)いぬかみだいらむら

日本歴史地名大系 「犬神平村」の解説

犬神平村
いぬかみだいらむら

[現在地名]小木町犬神平

深浦ふかうら村の南、東は強清水こわしみず村に続き、西・南は海。慶安二年(一六四九)の新村取立願書(犬神平区有)によると、田野浦たのうら村新左衛門は深浦と強清水の間の犬神平の野に新家一〇軒を建て、小船二、三隻を備えて漁もできるようにしたいと願出ている。貞享三年(一六八六)小木村沢崎さわさき村が野山争いを起こした際の一札(同区有)によると、この願は許可されて一村が成立。なお当時柴山は強清水山にあり野手米を出して刈っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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