精選版 日本国語大辞典 「狂女色無扇」の意味・読み・例文・類語 きょうじょ‐いろなしおうぎキャウヂョいろなしあふぎ【狂女色無扇】 〘 名詞 〙 能楽の小道具の一つ。老人の狂女が主人公のときに用いる特殊な扇。黒骨の中啓(ちゅうけい)であるが、表には松川菱、鉄仙花、柳、鷺(さぎ)などを、裏には枯木に烏、雪などをかく。地紙は赤色のない無地を用いる。「卒都婆小町(そとばこまち)」などで使用。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例