狐崎遺跡(読み)きつねざきいせき

日本歴史地名大系 「狐崎遺跡」の解説

狐崎遺跡
きつねざきいせき

[現在地名]三条市長嶺 狐崎

東山丘陵の北西側縁辺に位置する舌状丘陵の先端、標高一五メートルの平坦な畑地に位置する古代集落遺跡。昭和四六年(一九七一)土取工事に伴い緊急発掘調査が行われた。発見された遺構は三棟の竪穴住居跡で、いずれも方形プランである。典型的な第二号住居跡は周溝がめぐり、中央に地床炉をもつ古墳時代初期のもので、床面の壁周縁に段をもつベッド状遺構が伴う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 土師器 土器 高坏

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android