狩の使い(読み)かりのつかい

精選版 日本国語大辞典 「狩の使い」の意味・読み・例文・類語

かり【狩】 の 使(つか)

  1. 平安時代、一一月五節のとき、あるいは随時朝廷から鳥獣狩猟のために河内国交野(かたの)遠江備中など諸国に派遣された勅使。多く五位程度の者が任ぜられた。また、諸院宮家からも送られたが延喜五年(九〇五)禁止された。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「応止諸院宮家狩使事 右得参河国解偁。〈略〉民之疾苦只在狩使。其諸院宮家之狩使到来。常在冬時春月。〈略〉国司之煩百姓之愁莫斯焉」(出典類聚三代格‐一九・延喜五年(905)一一月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android