独鼻村(読み)ひとりはなむら

日本歴史地名大系 「独鼻村」の解説

独鼻村
ひとりはなむら

[現在地名]五所川原市一野坪いちのつぼ

津軽平野北部、東南川代田かわしろた村、西南米田よねた村支村馬生ばしよう村、北は石畑いしはたけ村に接する。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に「狐鼻村」とあり三五・三四石とある。宝暦九年(一七五九)の「壱野坪村より独鼻村田畑仕分水帳」(市立弘前図書館蔵)によれば、貞享四年(一六八七)検地帳では壱野坪いちのつぼ村のうちにあり、享保一一年(一七二六)郷村帳を改めて本村となったという。宝暦九年の検地帳によれば田方一二町五反四畝一七歩・畑方九反八畝一七歩、田畑屋敷合せて一三町五反三畝四歩、村高一一一・五七七石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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