日本歴史地名大系 「狭宮神社」の解説 狭宮神社さみやじんじや 兵庫県:氷上郡山南町和田村狭宮神社[現在地名]山南町和田和田(わだ)を東西に走る播磨地方への往還に南面する。若沙那売命を主祭神とし、誉田別命を配する。旧村社。「延喜式」神名帳に載る同名社(小社)に比定される。現在地に移る以前は和田西端の字下町南浦(しもまちみなみうら)にあった小祠とされる(「和田邑以後覚書」木戸家文書)。社伝によると正保年間(一六四四―四八)現在地に移され、元禄一三年(一七〇〇)に京都より八幡神を勧請し相殿に祀ったというが、前掲覚書では寛永一六年(一六三九)に造立を開始、宮寺威徳(いとく)寺は同一八年の造立とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by