日本歴史地名大系 「氷上郡」の解説
氷上郡
ひかみぐん
県の中央部東端に位置し、南は篠山市と西脇市、
〔古代〕
「古事記」孝霊天皇段に加古川を「針間氷河」とし、氷上はその上流の意とする説がある。「日本書紀」天武天皇一三年(六八四)一二月条に「丹波国氷上郡」とあるが、同書崇神天皇六〇年七月条に丹波の氷上の人として氷香戸辺の名がみえ、郡名を負う人物が古くからいたと考えられていたようである。郡の北東部の市島町には白鳳時代の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報