狼子野心(読み)ろうしやしん

精選版 日本国語大辞典 「狼子野心」の意味・読み・例文・類語

ろうし‐やしん ラウシ‥【狼子野心】

〘名〙 (狼(おおかみ)の子は飼われていても野性気質を失わず、いつまでも人になつかないという意から) すきを見ては人に危害を加えようとする心。害心を持つもののたとえ。また、身分不相応の望みもいう。〔春秋左伝‐宣公四年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「狼子野心」の意味・読み・例文・類語

ろうし‐やしん〔ラウシ‐〕【×狼子野心】

《「春秋左伝」宣公四年から。おおかみの子は飼われていても、生来の野性のために飼い主になかなかなれない意から》人になれ従わず、ともすれば危害を加えようとする心。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「狼子野心」の解説

狼子野心

すきを見ては人に危害を加えようとする心。害心を持つもののたとえ。また、身分不相応の望みもいう。

[解説] 狼の子は飼われていても野性の気質を失わず、いつまでも人になつかないという意から。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android