猟猟(読み)りょうりょう

精選版 日本国語大辞典 「猟猟」の意味・読み・例文・類語

りょう‐りょうレフレフ【猟猟】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 風の吹くさま。また、風の吹く音を表わす語。
    1. [初出の実例]「寒風猟々草枯辰、牽犬呼鷹起野塵」(出典:江吏部集(1010‐11頃)中・初冬野猟)
    2. [その他の文献]〔鮑照‐還都道中作詩〕
  3. ひるがえるさま。
    1. [初出の実例]「自此英雄之名、猟々於天下矣」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一四・松泉院殿従三品無等祥雲大居士七周忌陞座前香・散説)
    2. [その他の文献]〔李白‐永王東巡歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「猟猟」の読み・字形・画数・意味

【猟猟】りようりよう(れふれふ)

風の吹く音。風にはためく音。南朝宋・鮑照〔潯陽に上り、都に還る道中の作〕詩 として夕雲り 獵獵として曉風(つよ)し

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