猪串浦(読み)いのくしうら

日本歴史地名大系 「猪串浦」の解説

猪串浦
いのくしうら

[現在地名]蒲江町猪串浦

蒲江浦の西、猪串湾東部に位置。惣名蒲江浦の内。慶長六年(一六〇一)の竹野浦組差出帳(佐伯藩政史料)に「井の串」とみえ、高一八石余、名請人として源四郎がみえる。正保郷帳では蒲江郷に属し、田高一三石余・畑高七石余。元禄見稲簿では下浦しもうら村の内で無高。宝暦五年(一七五五)の免一ツ七分五厘(「仕上御免相御請証文」広瀬家文書)。旧高旧領取調帳では高二七石余。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)によれば下浦村の枝郷で、地内に古猪串ふるいのくしがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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