猪垣・鹿垣(読み)ししがき

精選版 日本国語大辞典 「猪垣・鹿垣」の意味・読み・例文・類語

しし‐がき【猪垣・鹿垣】

〘名〙 竹や枝つきの木であらく編んだ垣。猪(いのしし)や鹿(しか)などの獣が田畑に侵入するのを防ぐためのもの。また、戦場で敵を防ぐのにも用いた。鹿砦(ろくさい)。《季・秋》
太平記(14C後)三六「城の四方の山々峯々、二十三箇所に陣を取て、鹿垣(シシガキ)二重三重に結ひ廻はし、逆木(さかもぎ)しげく引懸けて、矢懸り近くぞ攻たりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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