デジタル大辞泉 「鹿垣」の意味・読み・例文・類語 し‐がき【▽鹿垣】 1 「鹿木しかぎ」に同じ。「行くへも遠き山陰の、―の道の険さがしきに」〈謡・紅葉狩〉2 狩りをするとき、獲物が逃げないように人々が並び立って垣をつくること。〈日葡〉 しし‐がき【▽鹿垣/×猪垣】 竹や枝つきの木で粗く編んだ垣。獣が田畑に侵入するのを防ぐためのもの。また、戦場で敵を防ぐのにも用いた。鹿砦ろくさい。鹿矢来。《季 秋》「―の門鎖し居る男かな/石鼎」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鹿垣」の意味・読み・例文・類語 し‐がき【鹿垣】 〘 名詞 〙① =しかぎ(鹿木)[初出の実例]「行くへも遠き山陰の、しがきの道の険しきに」(出典:謡曲・紅葉狩(1516頃))② 狩猟のとき、獲物が逃げないように、勢子(せこ)(=駆りたて役)などが垣のように並び立つこと。[初出の実例]「ソノ ヲン トモ ノ シュウ ヲバ xigaqi(シガキ)ノ タメ ニ ト ココ カシコ ニ マクバリテ ヲキ タマイ」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例