猪子止戈之助(読み)イノコ シカノスケ

20世紀日本人名事典 「猪子止戈之助」の解説

猪子 止戈之助
イノコ シカノスケ

明治〜昭和期の外科学者 京都帝大医科大学教授



生年
万延1年(1860年)

没年
昭和19(1944)年1月31日

出身地
但馬国(兵庫県)

学歴〔年〕
東京大学卒

経歴
明治20年京都府医学校校長。21年日本初の喉頭がん手術に成功。24年大津事件で負傷したロシア皇太子(のちのニコライ2世)を治療。32年創設された京都帝大医科大学教授、附属医院院長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「猪子止戈之助」の解説

猪子止戈之助 いのこ-しかのすけ

1860-1944 明治-昭和時代前期の外科学者。
万延元年生まれ。明治20年京都府医学校校長となり,翌年日本で最初の喉頭(こうとう)がん手術に成功。24年大津事件で負傷したロシア皇太子(のちのニコライ2世)を治療。32年京都帝大医科大学の創設時に教授,付属医院院長となった。昭和19年1月31日死去。85歳。但馬(たじま)(兵庫県)出身。東京大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android