猪臥村(読み)いぶしむら

日本歴史地名大系 「猪臥村」の解説

猪臥村
いぶしむら

[現在地名]美作町猪臥

北原きたばら村の南、山間に立地する。南は海田かいた村、東は大原おおばら村。文明一四年(一四八二)八月一〇日の播磨広峯ひろみね神社(現兵庫県姫路市)の社家林家長の檀那村書(肥塚家文書)に、美作国の内として「ゆふし村一ゑん知行なり」とある。天正(一五七三―九二)初年頃と思われる江見九郎次郎宛羽柴秀吉判物(美作古簡集)に「いうつ」とあり、当地と考えられる。

元和元年(一六一五)の松山八郎右衛門宛森忠政宛行状(黄薇古簡集)に「猪伏村之内三拾三石五斗八合」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android