猪調村(読み)いのつきむら

日本歴史地名大系 「猪調村」の解説

猪調村
いのつきむら

[現在地名]江迎町猪調免いのつきめん志戸氏免しとのうじめん七腕免ななかいめん元免もとめん

江迎村(長坂村)南東に位置し、江迎川が流れる。猪調免小迎こむかい鎌倉かまくら神社は田平里たびらさと(現田平町)城主の峰披を祀るが、もとは根引ねびきに鎮座していたという。志戸氏免鬼突おにつきの八幡神社は永禄年間(一五五八―七〇)に阿波国から来住した人々が祀ったものという。江戸時代は平戸藩領のうちで、正保国絵図に「いのつき村」とあり、高一五二石余。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では「江迎猪調村」とみえ、志戸之氏免・七腕免・猪調免・田之本たのもと免が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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